脳ドックとは、脳に関する検査や評価を行う健康診断のことです。脳卒中や認知症などの疾患の早期発見や、健康状態の確認に役立ちます。

脳ドックで病気が見つかった時には、大変なショックを受けられると思います。しかし、適切な対処により進行を遅らせることや、症状を起こさないようにできます。
脳動脈瘤が小さければ（径が5～7ミリ未満）、禁煙や飲酒量を減らし、血圧を管理していただきます。頚動脈狭窄でも狭窄程度が軽ければ、食生活の見直しや、血圧、血糖値や脂質値を管理していただきます。いずれも、年1～2回の定期検査で経過観察し、治療方針を決めます。
なお当院では最新型3テスラMRIを用いますので、低磁場MRIに比べると画像が鮮明です。例えば、数ミリの小さな脳動脈瘤が疑われた場合には立体画像を作成して、動脈瘤か、血管起始部の膨らみか、血管の屈曲部かを区別することが可能です。
また、標準コースに加えて脳血流コースや物忘れコースを設けています。気になる内容に応じた脳ドックをお受けください。