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脳神経外科2022年09月16日 投稿

下垂体腺腫

様々なホルモンを分泌する下垂体に発生する良性腫瘍です。髄膜腫に次いで多い腫瘍で(全脳腫瘍の20%)、下垂体ホルモンを分泌する機能性と非機能性に分類されます。機能性では過剰に分泌されるホルモン症状が、非機能性では下垂体ホルモンの分泌低下による症状がみられます。
機能性腺腫ではプロラクチン分泌過剰による月経異常や乳汁分泌、成長ホルモン分泌過剰による巨人症や先端巨大症、副腎皮質刺激ホルモン分泌過剰によるクッシング病(満月様顔貌、中心性肥満など)などが見られます。
非機能性では増大して視神経圧迫による視野狭窄・視力障害と下垂体機能低下症状(全身倦怠感、意欲低下、低血圧、低体温、脱毛、認知障害、成長障害、筋肉減少、性欲低下、無月経など)がみられます。
診断にはMRIによる画像診断が必須で、周囲組織への進展を診断します。また内分泌検査では、基礎値による機能性・非機能性の鑑別と、下垂体ホルモンの標的臓器からの分泌ホルモンをセットで調べます。

腫瘍摘出には、経蝶形骨洞到達法(経鼻到達法)による内視鏡手術が主流ですが、頭蓋内に進展した症例では開頭術が必要です。機能性腫瘍では、摘出術が第一選択ですが、腫瘍が一部残って術後もホルモン値が高い場合は薬物治療や放射線治療を行います。

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