脳神経外科2022年09月16日 投稿
パーキンソン病
中脳の黒質で作られる神経伝達物質の一つのドパミンが減少して様々な症状がゆっくりと進行する神経変性疾患です。
運動系症状(振戦:手足の振るえ・固縮:筋肉が硬く、ぎこちない手足の動き・無動:自然な動きが少ない・姿勢反射異常:姿勢のバランスがとれない)、自律神経系症状(便秘・排尿障害・立ちくらみ)、精神系症状(抑うつ状態、幻覚、妄想)が認められます。
治療には薬物療法(レボドパ、ドパミン受容体刺激薬、抗コリン薬、ドパミン放出促進薬、ノルアドレナリン補充薬など)と定位脳手術(深部脳刺激、収束超音波療法など)があります。